真冬のきざし
朝の通勤路は、昨日一日中降った雨の後が、太陽の光を反射してきらきらと輝いている。冬のぴんと張りつめた空気の中で、うっすらと水蒸気を上げて、靴の上にまとわりついて、何となく優しい気分になる。
ほんの一週間前までは、夏の名残のような暖かさが続いていた駅までの道も今はその欠片すら残っていない。
地下鉄の駅舎に入ると、そのむっとする暖かさと人混みにホッとする感覚すらある。夏の間はあれだけ嫌っていた人の多さも、冬になると安心の材料に変わるところなどは、人間の勝手さを自分自身で思い知る。
満員に少し足りないくらいの乗客を乗せた地下鉄を降り、地上に出ると、駅までの通勤路と違い、歩く足が自然に人の流れに合わせ早くなる。同じように昨日の雨の後から水蒸気のような白い煙が上がっていても、そこには既に感動はなく、これから始まる一日に対する気負いが先に立っている。
見慣れた顔、見慣れた店、見慣れた通り。
既にこの先に何があるのかを見知っており、開業準備に追われる光景は変化に乏しいのかもしれない。
駅までの道も勿論良く見知った道であるが、朝早い街並みは結構色々な変化があるものだ。地下鉄に乗るまでと降りてからの違いは、そんなところにあるのだろう。
最近、季節感を良く感じる。3年に渡ってこの感覚がだんだんと蘇って来ている。
以前の日記とブログの内容を比べると明白。
(どうせなら最初から読む http://shinoka.cocolog-nifty.com/blog/2006/12/index.html)
何かが自分の中で生き返って来ているようだ。
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